Amazon Prime Video(アマプラ)を開いて、「今日は何を観ようかな」と一覧をスクロールしているうちに、気づけば30分以上が過ぎてしまった……。映画好きなら誰もが一度は経験する、あの“VOD(動画配信サービス)あるある”。
「タイタニック」や「ミッション:インポッシブル」のような、誰もが知る超有名大作はすでに観てしまったし、かといってパッケージやタイトルすら全く知らない映画を選ぶのは、貴重な休日を無駄にしてしまうようで少し勇気がいりますよね。
そこで本記事では、2010年代以降に公開された比較的新しい映画の中から、「知名度はそこまで高くないけれど、観た人の満足度が異常に高い隠れた名作」を厳選して15本ご紹介します。
心温まるヒューマンドラマから、予想を裏切られる緻密なサスペンス、そしてアジア特有の強烈な熱量を感じる傑作まで。映画館での公開時には見逃してしまったかもしれないけれど、今観るべき価値が十二分にある、知る人ぞ知る作品ばかりを集めました。
週末の夜、お酒やコーヒーを片手にどっぷりと映画の世界に浸りたい。そんなあなたの「作品選びの迷い」をゼロにして、最高の映画体験をお届けします!
※本記事に記載している配信状況は執筆時点の傾向に基づくものです。アマプラの配信ラインナップは定期的に変更されるため、見放題が終了してレンタルに切り替わっていることもあります。最新の配信状況(見放題/レンタル/購入)はAmazon Prime Videoの各作品ページで直接ご確認ください。
アマプラ(Prime Video)で「隠れた名作」を発掘するメリットとは?
具体的なランキングに入る前に、なぜ数あるVODサービスの中でもアマプラで「隠れた名作」を探すのがおすすめなのか、その最大の理由をお伝えします。
見放題で一気見したい人は、まずはPrimeの見放題対象からチェックすると非常にお得でラクです。
アマプラの最大の強みは、なんと言ってもその圧倒的なコストパフォーマンスとラインナップの幅広さにあります。月額料金(または年会費)を支払っているプライム会員であれば、多くの良作が「追加料金なし(見放題)」で楽しめます。
「隠れた名作」と呼ばれる映画の中には、単館系(ミニシアター系)の作品や、広告費があまりかけられなかったために公開当時は話題になりきれなかった作品が多く含まれています。そうした作品に対して、事前情報なしで数百円〜数千円を払ってDVDを借りたり買ったりするのはハードルが高いかもしれません。しかし、見放題対象であれば「とりあえず最初の10分だけ観てみよう」「面白くなかったら途中でやめればいいや」という気軽なチャレンジが可能です。これが、未知の傑作に出会うための最も重要なステップなのです。
また、たとえ目当ての作品が見放題対象外(レンタル対象)になっていたとしても、アマプラのレンタル料金は100円〜400円程度とお手頃なことが多いです。わざわざレンタル店へ足を運ぶ手間と交通費を考えれば、週末の映画1本に数百円の投資は非常にコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。
これから紹介する映画の中にはレンタル対象のものも含まれるかもしれませんが、どれも「今、数百円払ってでも観る価値がある」と自信を持っておすすめできるタイプです。
それでは、まずは【洋画編】から、厳選した7作品を見ていきましょう!
【洋画編】アマプラおすすめの隠れた名作映画7選
まずは、ハリウッドの超大作や有名フランチャイズ映画の影に隠れがちですが、映画ファンから熱狂的な支持を集め続けている洋画の傑作を7本ご紹介します。
1. シェフ 三ツ星フードトラック始めました(Chef / 2014年)
【一言キャッチ】空腹時視聴厳禁!人生の再起をかけた、最高に美味しくてハッピーなロードムービー
・あらすじ
ロサンゼルスの一流レストランで総料理長を務めるカールは、自分の独創的な料理を作りたいと願いながらも、保守的なオーナーと対立して店を辞めてしまう。さらに、有名料理評論家とのSNSでの大喧嘩がネット上で大炎上し、料理業界から完全に干される事態に。
すべてを失ったカールは、失意の中で元妻の提案を受け入れ、息子のパーシーと共にマイアミを訪れる。そこで絶品のキューバサンドイッチと出会ったカールは、ボロボロのフードトラックを手に入れ、元同僚のマーティンや息子と共に、サンドイッチを売りながらマイアミからロサンゼルスへとアメリカを横断する旅に出る。
・監督・主なキャスト
監督・脚本・主演:ジョン・ファヴロー(『アイアンマン』監督)
共演:ソフィア・ベルガラ、ジョン・レグイザモ、スカーレット・ヨハンソン、ロバート・ダウニー・Jr.
・見どころと評価
- 圧倒的なシズル感:ジュージューと音を立てて焼かれる肉の脂、こんがりと焼けたパンにとろけるチーズ。調理シーンのすべてが芸術的に魅力的で、観ているだけでお腹が鳴ります。夜中に観ると確実に何かを食べたくなる「飯テロ映画」の最高峰です。
- 親子の絆と再生の物語:仕事人間だったカールが、フードトラックの旅を通して、離れて暮らしていた息子との絆を少しずつ取り戻していく姿に心温まります。
- 豪華すぎるカメオ出演:ジョン・ファヴロー監督の人望により、マーベル映画でお馴染みのロバート・ダウニー・Jr.やスカーレット・ヨハンソンがちょい役で出演しているのも映画ファンにはたまらないポイント。
・こんな人・こんな気分の時におすすめ
- とにかく明るくハッピーな気持ちになりたい人
- 美味しいご飯が出てくる映画が好きな人
- 仕事に行き詰まりを感じていて、前向きなエネルギーが欲しい休日の朝
・Prime Videoでの視聴導線
時期によって見放題対象になることが多い作品です。見放題で見つけたら迷わずウォッチリストへ!もしレンタルだったとしても、週末のリフレッシュ代としてはお釣りが来るほどの大傑作。観た後は必ずキューバサンドイッチが食べたくなります。
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2. ウォールフラワー(The Perks of Being a Wallflower / 2012年)
【一言キャッチ】誰の心にもある「あの頃」の痛みを優しく包み込む、青春映画の金字塔
・あらすじ
1991年のアメリカ。過去のトラウマを抱え、高校入学後も誰とも話さず「壁の花(ウォールフラワー)」のように息を潜めて過ごしている内気な少年チャーリー。しかし、陽気で型破りな上級生のパトリックと、その義理の妹で美しく奔放なサムと出会ったことで、彼の灰色だった日常は鮮やかに色づき始める。初めての友情、初恋のときめき、そして避けては通れない過去との対峙。彼らと過ごす時間の中で、チャーリーは少しずつ自分自身を取り戻していく。
・監督・主なキャスト
監督:スティーブン・チョボスキー(自身の同名小説を自ら映画化)
出演:ローガン・ラーマン、エマ・ワトソン、エズラ・ミラー
・見どころと評価
- 繊細でリアルな心理描写:誰もが経験する思春期の孤独や焦燥感、自分が世界から切り離されているような感覚、そして誰かに認められることの喜びが、痛いほどリアルに描かれています。
- 魅力溢れるキャストたち:エマ・ワトソンが『ハリー・ポッター』の優等生ハーマイオニーのイメージを見事に脱却し、悩み多き等身大の少女を熱演。エズラ・ミラーの圧倒的なカリスマ性も爆発しています。
- 珠玉のサウンドトラック:ザ・スミスやデヴィッド・ボウイなど、劇中を彩る80〜90年代の音楽がエモーショナルなシーンをさらに引き立て、ラストのトンネルのシーンは映画史に残る美しさです。
・こんな人・こんな気分の時におすすめ
- 青春時代のほろ苦い思い出に浸りたい人
- 繊細で優しい映画に触れたい、少し感傷的な夜
- 音楽と映像のマリアージュをじっくりと楽しみたい人
・Prime Videoでの視聴導線
青春映画好きなら絶対に外せない、そして一生の宝物になるような一本です。見放題・レンタル問わず、一人で静かに夜更かししたい時のお供に最適です。
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3. search/サーチ(Searching / 2018年)
【一言キャッチ】全編PC画面で展開!現代のリアルを突く、新感覚の超絶サスペンス
・あらすじ
突然行方不明になった16歳の女子高生マーゴット。警察の捜査が難航する中、父親のデビッドは娘のパソコンを開き、彼女のSNS(FacebookやInstagram、Twitter)にログインして手がかりを探し始める。友人たちに連絡を取り、検索履歴を辿るデビッドだったが、そこに残された履歴やメッセージから浮かび上がってきたのは、自分の全く知らない「娘の別の顔」だった。果たして娘はどこへ消えたのか?
・監督・主なキャスト
監督:アニーシュ・チャガンティ
出演:ジョン・チョー、ミシェル・ラー、デブラ・メッシング
・見どころと評価
- 斬新すぎる映像体験:映画の最初から最後まで、すべてがパソコンやスマートフォンの「画面上」だけで展開するという極めて実験的な手法。マウスの動きやタイピングの速度、文字を打ってから消すまでの躊躇など、デジタル上の動きだけで登場人物の感情を見事に表現しています。
- 緻密な伏線とどんでん返し:画面の端々に映るテキスト、ニュース記事、検索履歴がすべて伏線になっており、二転三転するラストの展開には思わず息を呑みます。
- SNS社会の闇と親子関係:「ネット上の顔」と「現実の顔」の違い、そして「自分は家族のことを本当に知っているのか?」という現代的なテーマを深く掘り下げています。
・こんな人・こんな気分の時におすすめ
- 予想を完全に裏切られるどんでん返し映画が大好きな人
- ハラハラドキドキするサスペンスを求めている人
- 斬新な設定や演出の映画を観てみたい好奇心旺盛な人
・Prime Videoでの視聴導線
この設定は、テレビの大画面よりも、あえてパソコンやタブレットで観ることで没入感が異常なまでに高まります。アマプラでの個人視聴にこれほど適したサスペンス映画は他にありません。
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4. パターソン(Paterson / 2016年)
【一言キャッチ】何気ない日常こそが美しい。ジム・ジャームッシュ監督が贈る、大人のための詩的な映画
・あらすじ
ニュージャージー州パターソン市に住む、バス運転手のパターソン。彼の日常は、決まった時間に起き、妻にキスをし、バスを運転し、休憩時間に秘密のノートに詩を書き、仕事終わりに愛犬のブルドッグと散歩して、いつものバーでビールを1杯飲むというルーティン。大きな事件は何も起きない。しかし、その繰り返される毎日の中には、小さな発見と豊かなユーモアが溢れている。
・監督・主なキャスト
監督:ジム・ジャームッシュ
出演:アダム・ドライバー、ゴルシフテ・ファラハニ、永瀬正敏
・見どころと評価
- 究極の癒し空間:劇的な事件や世界を救うミッション、凶悪な悪人は一切登場しません。ただ流れる穏やかな時間を眺めているだけで、心が洗濯されていくような感覚になります。
- アダム・ドライバーの名演:『スター・ウォーズ』のカイロ・レン役などで知られる彼が、打って変わって素朴で優しい主人公を見事に演じており、そのギャップに惹きつけられます。
- 日常を愛する視点:退屈で同じことの繰り返しに思える毎日も、少し視点を変え、言葉を紡ぐだけで詩のように美しいのだと気づかせてくれる、人生の処方箋のような作品です。
・こんな人・こんな気分の時におすすめ
- 刺激的で疲れる映画は避け、ゆったりと癒されたい人
- コーヒーを飲みながら、リラックスして映画を楽しみたい休日の午後
- 日々の生活や仕事に少しの疲れを感じている人
・Prime Videoでの視聴導線
何も起きないことがこんなにも豊かだとは。休日前の夜や、のんびり起きた休日の朝に観るのが最高です。見放題で配信されている時期も多いため、ぜひマイペースに楽しんでください。
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5. 女神の見えざる手(Miss Sloane / 2016年)
【一言キャッチ】勝つためなら手段を選ばない!孤高のロビイストが仕掛ける、究極の頭脳戦
・あらすじ
ワシントンD.C.で凄腕の「ロビイスト(政治的圧力団体や企業のために政治家を説得し、法案を動かす専門家)」として暗躍するエリザベス・スローン。彼女は銃規制法案を成立させるため、莫大な資金と権力を持つ銃擁護派の巨大団体を敵に回すことを決意する。自らの輝かしいキャリア、そして仲間の人生すらも駒として使い、誰も予想できない冷酷かつ完璧な戦略で巨悪に立ち向かっていく。
・監督・主なキャスト
監督:ジョン・マッデン
出演:ジェシカ・チャステイン、マーク・ストロング、ググ・バサ=ロー
・見どころと評価
- ジェシカ・チャステインの怪演:氷のように冷徹で、勝つためには一切の妥協を許さない主人公。瞬きすら忘れるほど圧倒的なオーラを放つ彼女の姿から目が離せません。
- 息もつかせぬテンポと舌戦:マシンガンのようなセリフ回しと、次々と展開する知略の応酬が最高にスリリング。銃を一発も撃たないのに、どのアクション映画よりも興奮します。
- 衝撃のラスト:タイトル「女神の見えざる手」の本当の意味がわかるラストの展開は、まさに鳥肌もの。すべてが繋がった瞬間のカタルシスは異常です。
・こんな人・こんな気分の時におすすめ
- スピード感のある頭脳戦や政治サスペンスが好きな人
- 強い意志を持った主人公が活躍する映画が観たい人
- スカッとする大逆転劇を求めている人
・Prime Videoでの視聴導線
知る人ぞ知る大傑作。「面白い映画ない?」と聞かれたら真っ先におすすめしたくなる一本です。レンタルであっても絶対に損はさせない、濃密な132分を約束してくれます。
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6. ウィンド・リバー(Wind River / 2017年)
【一言キャッチ】極寒の地で起きた少女の死。雪に閉ざされた闇を暴く、重厚なクライム・サスペンス
・あらすじ
アメリカ・ワイオミング州のネイティブアメリカン保留地「ウィンド・リバー」。雪深いこの地で、野生生物局のベテランハンターであるコリーは、マイナス30度の雪山で裸足のまま凍死した少女の遺体を発見する。FBIから単身派遣された新人捜査官のジェーンと共に捜査を進めるコリーだったが、閉鎖的なコミュニティの掟と過酷な大自然が彼らの行く手を阻む。
・監督・主なキャスト
監督・脚本:テイラー・シェリダン(『ボーダーライン』脚本)
出演:ジェレミー・レナー、エリザベス・オルセン、ジョン・バーンサル
・見どころと評価
- 息が詰まるほどの緊迫感:マイナス30度という極寒の環境そのものが脅威として描かれ、常に死の危険と隣り合わせのサスペンスが展開します。
- 社会問題への鋭いメス:ネイティブアメリカン保留地における闇(貧困、差別、犯罪の放置)という、アメリカのリアルな現実をエンターテインメントに落とし込んだ手腕が光ります。
- 圧倒的なカタルシス:静かに溜まりに溜まった悲しみと怒りが爆発する終盤の銃撃戦は、映画史に残る凄まじい緊迫感です。
・こんな人・こんな気分の時におすすめ
- 重厚で見応えのあるサスペンスやミステリーが好きな人
- 社会派のテーマを含んだ映画をじっくり考えながら観たい人
- アベンジャーズ俳優(ホークアイ&スカーレット・ウィッチ)の渋い演技に痺れたい人
・Prime Videoでの視聴導線
かなり骨太で重いテーマですが、観終わった後の余韻は凄まじいです。「軽い映画じゃ物足りない」「心にガツンと来るものが観たい」という夜に最適です。
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7. ギルティ(The Guilty / 2018年)
【一言キャッチ】電話の音声だけで事件を解決せよ!デンマーク発のワンシチュエーション・スリラー
・あらすじ
緊急通報指令室(112番)のオペレーターとして働く警察官アスガー。ある日、彼は誘拐されている最中だという女性からの通報を受ける。車の発車音、ワイパーの音、女性の怯えた声、犯人の息遣い……。アスガーは指令室から一歩も出ることなく、電話から得られる「音声情報」だけを頼りに、彼女を救出するための指示を出していく。
・監督・主なキャスト
監督:グスタフ・モーラー
出演:ヤコブ・セーダーグレン
・見どころと評価
- 視覚情報がない恐怖:事件現場の映像は一切映りません。主人公と同じく「音」だけで状況を想像しなければならないため、想像力が掻き立てられ、異常なほど緊張します。
- たった85分の超濃密体験:上映時間が短く、無駄が一切ない完璧な構成。最初から最後まで一気に駆け抜けます。
- 二転三転する予測不能な展開:電話越しの情報から事件の真相が少しずつ明らかになっていく過程は、見事なミステリーとなっています。
・こんな人・こんな気分の時におすすめ
- 短い時間で強烈なインパクトを残す映画が観たい人
- シチュエーションスリラー(密室劇)が好きな人
- 自分の想像力を試されるような映画体験がしたい人
・Prime Videoでの視聴導線
テンポが良く85分でサクッと観られるため、平日の夜など時間が限られている時にアマプラで視聴するにはうってつけの作品です。(のちにハリウッドでジェイク・ギレンホール主演でリメイクされましたが、まずはこのデンマークのオリジナル版のヒリヒリ感を味わうことをおすすめします!)
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【邦画編】アマプラおすすめの隠れた名作映画5選
続いて、日本映画(邦画)の中から、公開時の派手な大々的な宣伝は少なかったものの、実際に観た映画ファンからの口コミでジワジワと評価が広がり続けている名作を5本ご紹介します。
8. ハケンアニメ!(2022年)
【一言キャッチ】熱量MAX!何かを全力で作るすべての人に捧ぐ、お仕事ムービーの最高峰
・あらすじ
最も成功したアニメの称号「覇権(ハケン)」を巡り、同じクールの夕方枠で激突することになった2つのアニメ作品。一方は、地方公務員から飛び込んだ新人監督・斎藤瞳が手掛けるオリジナルアニメ『サウンドバック 奏の石』。もう一方は、かつて社会現象を巻き起こした天才監督・王子千晴の8年ぶりの復帰作『運命戦線リデルライト』。プロデューサー、アニメーター、声優など、個性豊かなクリエイターたちが、視聴者の心を掴むために妥協なき戦いを繰り広げる。
・監督・主なキャスト
監督:吉野耕平
出演:吉岡里帆、中村倫也、柄本佑、尾野真千子
・見どころと評価
- 胸が熱くなる「モノづくり」への情熱:アニメ業界の過酷な裏側をリアルに描きつつ、何かを真剣に作る人たちの泥臭くも美しい姿に心打たれます。「刺され、誰かの胸に!」というキャッチコピー通りの熱量です。
- 劇中アニメの圧倒的クオリティ:劇中で制作される2本のアニメーション自体が、日本を代表するトップクリエイター陣(Production I.Gなど)によって実際に作られており、鳥肌が立つほどの完成度です。
- 全キャラクターが魅力的:不器用な新人監督を演じる吉岡里帆、天才ゆえの苦悩を抱える中村倫也はもちろん、クセの強いプロデューサーを演じる柄本佑と尾野真千子の存在感が素晴らしく、全員を応援したくなります。
・こんな人・こんな気分の時におすすめ
- 仕事のモチベーションを上げたい、背中を押してほしい人
- アニメや映画などの「制作の裏側」に興味がある人
- 観終わった後に爽快な気分になりたい人
・Prime Videoでの視聴導線
邦画の「お仕事映画」としては近年トップクラスの完成度であり、各映画賞でも高く評価されました。見放題で見つけたらラッキー、レンタルでも絶対に観るべき胸熱作品です。
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9. メランコリック(2018年)
【一言キャッチ】バイト先は「死体処理場」!?インディーズ映画界を激震させた奇跡の傑作
・あらすじ
名門・東京大学を卒業したものの、就職活動に失敗してうだつの上がらない生活を送る和彦。たまたま訪れた近所の銭湯でアルバイトを始めることになったが、そこは深夜になると「人を殺し、死体を処理する場所」としてヤクザに貸し出されていた。ひょんなことからその恐ろしい秘密を知ってしまった和彦は、なぜか死体処理の仕事を手伝うことになり、彼の退屈だった日常は一変していく。
・監督・主なキャスト
監督・脚本:田中征爾
出演:皆川暢二、磯崎義知、吉田芽吹
・見どころと評価
- ジャンル予測不能なストーリー:サスペンス?コメディ?それとも青春ラブストーリー?観進めるごとに印象が次々と変わり、最後までどう着地するのか全く読めません。
- 製作費わずか300万円:超低予算のインディーズ映画でありながら、脚本の面白さと俳優の熱量だけで観客を惹きつける圧倒的なパワーがあります。
- 不思議な爽快感:死体処理というヘビーでダークな題材を扱っているのに、主人公の飄々としたキャラクターも相まって、なぜか最後には温かい気持ちになり、爽やかな余韻が残ります。
・こんな人・こんな気分の時におすすめ
- お金がかかった大作よりも、脚本の面白さで勝負する映画が好きな人
- 少し変わった設定の青春映画が観たい人
- 『カメラを止めるな!』のようなインディーズ発の熱気を感じたい人
・Prime Videoでの視聴導線
まさにアマプラで発掘するにふさわしい「隠れた名作」。知名度は低めですが、映画ファンからの満足度は異常に高いです。パッケージの地味さに騙されず、ぜひ再生ボタンを押してみてください。
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10. 勝手にふるえてろ(2017年)
【一言キャッチ】脳内彼氏vs現実のリアル彼氏!こじらせ女子の暴走する恋の行方は?
・あらすじ
24歳まで恋愛経験ゼロのOL・ヨシカ。彼女の生きがいは、中学時代から10年間片思いしている同級生「イチ」との脳内恋愛。ところがある日、同じ職場の暑苦しい同期「ニ」から突然告白される。初めて現実の男性から好意を寄せられパニックになるヨシカは、「脳内の理想」と「現実の妥協」の間で激しく揺れ動く。
・監督・主なキャスト
監督:大九明子(原作:綿矢りさ)
出演:松岡茉優、渡辺大知、北村匠海
・見どころと評価
- 松岡茉優の圧倒的なコメディエンヌぶり:自意識過剰でこじらせまくっているのに、どこか憎めず応援したくなる主人公を完璧に演じ切っています。彼女の独壇場とも言える演技は必見。
- 痛いほどわかる「こじらせ」心理:理想ばかり高くなって現実を見られない、そんな自分に対するイライラと葛藤に共感する人が続出。痛々しくも愛おしい心理描写が秀逸です。
- ミュージカル調のスカッとするクライマックス:妄想の世界から現実へと踏み出すヨシカの姿は、滑稽でありながら非常にエモーショナル。観終わった後に自分も一歩前に進みたくなるようなエネルギーがあります。
・こんな人・こんな気分の時におすすめ
- 恋愛に不器用で、こじらせてしまった経験がある人
- 笑って泣けるラブコメディが観たい人
- テンポの良いポップな邦画を探している人
・Prime Videoでの視聴導線
女性からの支持が圧倒的ですが、男性が観ても「女性の脳内」の複雑さに驚かされつつ楽しめるエンタメ作品です。見放題に入っていることが多いので要チェック。
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11. キャラクター(2021年)
【一言キャッチ】菅田将暉×Fukase。売れない漫画家が「本物の殺人鬼」を主人公にしてしまったら…
・あらすじ
画力は高いが「悪役」が描けないため万年アシスタント止まりのお人好し漫画家・山城。ある日、スケッチに出かけた先で凄惨な一家殺人事件の現場に遭遇し、犯人の顔をはっきりと見てしまう。しかし彼は警察に嘘をつき、その犯人をモデルにしたサスペンス漫画『34(さんじゅうし)』を描き始める。漫画は空前の大ヒットとなるが、やがて作中の物語を模倣した現実の連続殺人事件が発生する。
・監督・主なキャスト
監督:永井聡(原案・脚本:長崎尚志)
出演:菅田将暉、Fukase(SEKAI NO OWARI)、高畑充希、中村獅童、小栗旬
・見どころと評価
- SEKAI NO OWARI・Fukaseのサイコパス演技:本作が俳優デビューとは思えないほど、美しくも不気味で狂気に満ちた殺人鬼を見事に演じており、一見の価値ありです。
- 漫画と現実が交差するスリル:自分が描いた物語が、現実の殺人として次々と再現されていく恐怖感。主人公が追い詰められていく様がヒリヒリと伝わります。
- ダークでスタイリッシュな映像美:邦画サスペンスとして非常に高いルック(映像の質感)を持っており、最後まで緊張感が途切れません。
・こんな人・こんな気分の時におすすめ
- ダークなサスペンスやサイコスリラーが好きな人
- 俳優たちの演技合戦(特に狂気じみた演技)を堪能したい人
- オリジナル脚本の先が読めない展開を楽しみたい人
・Prime Videoでの視聴導線
比較的最近の作品ですが、VODでの視聴にぴったりなテンポ感とスリルがあります。休日の夜に部屋を暗くして観るのをおすすめします。
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12. 騙し絵の牙(2021年)
【一言キャッチ】嘘をついているのは誰だ?出版業界を舞台にした、痛快な騙し合いバトル
・あらすじ
大手出版社「薫風社」で、社長急死に伴う次期社長の座を巡る権力闘争が勃発。そんな中、カルチャー誌『トリニティ』の変わり者編集長・速水は、雑誌の廃刊ピンチを乗り越えるため、新人編集者の高野と共に大物作家やクセモノ新人作家を巻き込んだ前代未聞の企画を打ち立てる。しかし、人当たりの良い速水の笑顔の裏には、誰も知らない別の顔が隠されていた。
・監督・主なキャスト
監督:吉田大八
出演:大泉洋、松岡茉優、佐藤浩市、宮沢氷魚、木村佳乃
・見どころと評価
- 大泉洋の「当て書き」が生むリアリティ:原作小説の主人公が大泉洋をモデル(当て書き)にして書かれているため、ハマり役具合は当然のごとく120%!彼の軽妙なトークと裏の顔のギャップが最高です。
- 二転三転する騙し合い(コンゲーム):登場人物全員がクセモノで、誰が味方で誰が敵か、最後まで予想がつかないエンタメ性が魅力。どんでん返しの連続に痛快な気分を味わえます。
- 出版業界のリアル:紙からデジタルへの移行など、斜陽と言われる出版業界のリアルな危機感も背景にしっかりと描かれており、働く人々のプライドがぶつかり合います。
・こんな人・こんな気分の時におすすめ
- コンゲーム(騙し合い)要素のあるエンタメ作品が好きな人
- 豪華キャストが織りなす群像劇を楽しみたい人
- スカッとする大逆転劇を期待する人
・Prime Videoでの視聴導線
難しいことを考えずに「面白かった!」と言える極上のエンターテインメント。見放題対象になりやすい作品なので、休日の午後などに気楽に楽しめます。
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【韓国・アジア編】アマプラおすすめの隠れた名作3選
最後に、一度ハマると抜け出せない異常な熱量を持つ韓国映画から、本国では大ヒット作でありながら、日本のVODでは意外と見逃されがちな3本をピックアップします。
13. エクストリーム・ジョブ(Extreme Job / 2019年)
【一言キャッチ】潜入捜査で始めた「フライドチキン店」が大繁盛!?韓国映画史に残る大爆笑コメディ
・あらすじ
実績ゼロで解散寸前の麻薬捜査班。彼らは国際的な麻薬組織を検挙するため、アジトの向かいにある潰れかけのフライドチキン店を買い取り、偽装営業をしながら潜入捜査を開始する。ところが、絶対味覚を持つメンバーが作り出した「水原カルビ味チキン」がまさかの大ヒット!店は連日大行列となり、捜査をする暇もないほどチキンを揚げまくる羽目になってしまう。
・監督・主なキャスト
監督:イ・ビョンホン
出演:リュ・スンリョン、イ・ハニ、チン・ソンギュ、コンミョン
・見どころと評価
- とにかく笑える秀逸な設定:刑事モノのシリアスさと、チキン屋のドタバタ経営のギャップが面白すぎます。韓国歴代興行収入1位(当時)を記録したのも納得の爆発力。
- 後半の怒涛のアクション:単なるコメディで終わらないのが韓国映画。チキン屋の店員になりさがっていた彼らが、実は全員「超一流の武術の達人」だったことが判明する後半のアクションは最高に熱いです。
- 何も考えずに楽しめる:伏線だの考察だのは一切不要。ただただ爆笑できる最高の娯楽映画です。
・こんな人・こんな気分の時におすすめ
- 難しい映画は観たくない、とにかく声を出して笑いたい人
- 韓国コメディの勢いとクオリティを体験したい人
- アクションもコメディも両方楽しみたい欲張りな人
・Prime Videoでの視聴導線
落ち込んだ日や疲れた日に観れば、確実に元気が出ます。アマプラのレンタルでも十分に元が取れる、最強の「笑いの特効薬」です。
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14. はちどり(House of Hummingbird / 2018年)
【一言キャッチ】世界中の映画祭で絶賛!1994年のソウルを生きる14歳の少女の、静かで力強い成長譚
・あらすじ
1994年、急速な経済成長を遂げる韓国・ソウル。両親は小さな店を営んで毎日喧嘩ばかり、兄からは理不尽な暴力を受けている14歳の少女ウニ。学校にも家庭にも居場所がない彼女は、自分を理解してくれる人を求めて街を彷徨っていた。そんなある日、ウニが通う漢文の塾に、不思議な魅力を持つ女性教師ヨンジがやってくる。
・監督・主なキャスト
監督・脚本:キム・ボラ
出演:パク・ジフ、キム・セビョク
・見どころと評価
- 圧倒的な共感力:国や時代は違っても、思春期特有の「世界から自分が切り離されているような孤独感」が痛いほど伝わり、過去の自分と重なります。
- 韓国社会のリアルな描写:家父長制の抑圧や、当時の韓国で実際に起きた社会的事件(聖水大橋崩落事故など)が背景に組み込まれており、歴史の重みを感じさせます。
- 恩師ヨンジの言葉:「顔を見ても分からない時は、指を見るの」。ヨンジ先生の静かで温かい言葉の数々が、スクリーンを超えて観る者の心も救ってくれます。
・こんな人・こんな気分の時におすすめ
- 人生について深く考えさせられる、静かな名作を観たい人
- 単館系映画やアート系の作品が好きな人
- 誰かの言葉にそっと寄り添ってほしい、静かな夜
・Prime Videoでの視聴導線
エンタメ全開の韓国映画とは対極にある、静謐で美しいインディーズ映画の傑作。見放題で配信されていることが多いので、一人で静かに過ごしたい夜に強くおすすめします。
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15. 哭声/コクソン(The Wailing / 2016年)
【一言キャッチ】絶対によそ見禁止!田舎村を襲う「得体の知れない恐怖」に飲み込まれるサスペンス
・あらすじ
韓国の平和な田舎の村で、村人が自身の家族を惨殺する事件が連続して発生する。犯人たちは一様に肌が爛れ、濁った目をして言葉を発しない状態だった。警察官のジョングは事件の捜査を進めるが、村人の間では「山の中に住み着いた、得体の知れない日本人のよそ者(國村隼)が呪いをかけた」という噂が広まっていた。やがて、ジョングの幼い娘にも謎の症状が現れ始め、村は疑心暗鬼の渦に飲み込まれていく。
・監督・主なキャスト
監督:ナ・ホンジン(『チェイサー』)
出演:クァク・ドウォン、ファン・ジョンミン、國村隼、チョン・ウヒ
・見どころと評価
- 國村隼の怪演:得体の知れない「よそ者」を演じた國村隼の存在感が圧倒的で、韓国の権威ある映画賞(青龍映画賞)で外国人初の男優助演賞を受賞する快挙を成し遂げました。
- 考察せずにはいられない展開:誰が味方で誰が悪魔なのか。キリスト教、土着信仰、シャーマニズム、オカルトが入り混じり、観終わった後に必ず誰かと語り合い、ネットで考察を読み漁りたくなる魔力があります。
- ジットリとした不穏な空気感:韓国映画特有の、画面から湿気と血の匂いが漂ってくるような演出の極致。
・こんな人・こんな気分の時におすすめ
- 難解で考察しがいのあるスリラー映画が大好物な人
- 圧倒的な不気味さやオカルト要素に惹かれる人
- 観終わった後に数日間引きずられるような強烈な映画体験がしたい人
・Prime Videoでの視聴導線
賛否両論が巻き起こるほどの怪作にして傑作。覚悟を決めて、休日の前夜など「頭をフル回転させてもいい日」に観ることを推奨します。
Prime会員ではない方も下のボタンより30日間見放題
アマプラで「自分好みの隠れた名作」をもっと見つけるコツ
ここまで厳選した15作品を紹介してきましたが、アマプラにはまだまだ無数の「隠れた名作」が眠っています。最後に、自分好みの作品を自力で発掘するための簡単なコツを2つ紹介します。
1. 「この作品を観た人は〜」のレコメンド機能をフル活用する
アマプラの作品ページを下へスクロールすると出てくる「お客様が視聴した他の作品」という欄。これが実は非常に優秀です。今回紹介したような「ニッチだけど評価が高い作品」のページを開き、その下に出てくる関連作品を辿っていくと、トップページには決して表示されないような隠れた良作に次々と出会うことができます。
2. 見放題枠の「入れ替わり」を定期的にチェックする
アマプラの見放題対象作品は、毎月少しずつ入れ替わります。「前はレンタルだったのに、いつの間にか見放題になっている!」ということが頻繁にあるため、気になった作品はとりあえず「ウォッチリストに追加」しておくのが鉄則。ウォッチリストに入れておけば、見放題になったタイミングで気づきやすくなります。
まとめ:アマプラの隠れた名作映画で週末を充実させよう!
「アマプラおすすめの隠れた名作」を洋画・邦画・韓国映画のジャンル別に15本ご紹介しました。気になる作品は見つかりましたか?
「どれから観るべきか迷ってしまう…」という方は、まずは以下の基準で選んでみてください。
- とにかく笑ってスッキリ元気になりたいなら:『エクストリーム・ジョブ』『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』
- 予想を裏切られるスリルや考察を味わいたいなら:『search/サーチ』『哭声/コクソン』
- 静かな夜にじっくり心を満たしたいなら:『パターソン』『はちどり』
冒頭でもお伝えした通り、見放題で一気見したい人は、まずはPrime Videoの見放題対象からチェックすると非常にお得でラクです。万が一見放題から外れてレンタル対象になっていたとしても、今回紹介した15本は数百円を払ってでも「今観る価値」が確実にある傑作ばかりです。
週末の映画1本が、あなたにとって最高の体験になることを願っています。ぜひ今夜はアマプラを開いて、自分だけの「隠れた名作」を発掘してみてください!
(※配信状況は変更される場合があります。最新の配信状況はPrime Videoでご確認ください。)















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