「最近、なんだかパッとしないな…」「日常のモヤモヤを吹き飛ばしたい!」
そんな風に感じているなら、アドレナリン全開のアクション映画で、心と体を揺さぶる非日常体験をしてみませんか?
数ある動画配信サービスのなかでも、Amazonプライムビデオ(アマプラ)は、洋画アクション映画の宝庫。往年の誰もが知る名作から、記憶に新しいメガヒット作まで、プライム会員なら追加料金なしの「見放題」で楽しめる作品がズラリと揃っています。
しかし、いざ観ようと思っても「作品が多すぎて、どれを観ればいいか分からない…」と悩んでしまうことも多いはず。
そこでこの記事では、映画をこよなく愛する筆者が、2025年にアマプラで絶対観るべき面白いアクション映画を、ランキング形式で10本厳選してご紹介します!
この記事を読めば、あなたの「観たい!」が必ず見つかります。週末の夜、ポップコーンを片手に、最高にエキサイティングな映画体験を味わいましょう!
※本記事の情報は2025年10月時点のものです。Amazonプライムビデオでの配信状況は変更される可能性がありますので、ご了承ください。
- Amazonプライムで「当たり」のアクション映画を選ぶ3つのポイント
- 【本編】アマプラ最強!おすすめアクション映画ランキングTOP10
- 第10位:『ジョン・ウィック』(John Wick)
- 第9位:『イコライザー』(The Equalizer)
- 第8位:『ダイ・ハード』(Die Hard)
- 第7位:『ターミネーター2』(Terminator 2: Judgment Day)
- 第6位:『レオン 完全版』(Léon: The Professional)
- 第5位:『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(Mission: Impossible – Fallout)
- 第4位:『マトリックス』(The Matrix)
- 第3位:『インセプション』(Inception)
- 第2位:『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(Mad Max: Fury Road)
- 第1位:『ダークナイト』(The Dark Knight)
- 番外編:ランキング外でも絶対見てほしい!隠れた名作アクション3選
- 【初心者向け】Amazonプライムビデオの登録と視聴方法
- まとめ:最高のアクション映画で、最高の週末を!
Amazonプライムで「当たり」のアクション映画を選ぶ3つのポイント
ランキングに入る前に、膨大なアマプラの作品群から、あなたの好みにピッタリな「当たり」のアクション映画を見つけるための、簡単な3つのポイントをご紹介します。
1. 多彩な「サブジャンル」から選ぶ
一口に「アクション」と言っても、その種類は様々。自分の好きなサブジャンルを知っておくと、作品選びの精度が格段に上がります。
- スパイ・エージェント系: 『ミッション:インポッシブル』や『007』シリーズが代表格。スタイリッシュな秘密兵器や、世界を股にかける壮大なストーリーが魅力です。
- SFアクション系: 『マトリックス』や『インセプション』など。近未来の世界観や、物理法則を超えた斬新なアクションが好きな方におすすめ。
- カーアクション系: 『ワイルド・スピード』シリーズに代表される、ド派手なカーチェイスや極限のドライビングテクニックにしびれたい方に。
- ミリタリー・戦争系: リアルな銃撃戦や、極限状況での人間ドラマが描かれます。『プライベート・ライアン』や『ブラックホーク・ダウン』などが有名です。
- マーシャルアーツ(格闘技)系: 主人公が鍛え上げた肉体を駆使して戦うスタイル。カンフーや総合格闘技など、リアルな格闘シーンの迫力を楽しめます。
2. 最強の「アクション俳優・監督」で選ぶ
アクション映画は、「誰が主演か」「誰が監督か」が非常に重要なジャンルです。信頼できる俳優や監督から選ぶのも、失敗しないための一つの手です。
- トム・クルーズ: CGを嫌い、常にノースタントで危険なアクションに挑み続けるリビング・レジェンド。『ミッション:インポッシブル』シリーズでの彼の雄姿は必見です。
- ドウェイン・ジョンソン: 元プロレスラー「ザ・ロック」の名で知られる、現代最強の肉体派俳優。彼が出ているだけで、その映画の面白さが保証されるほどの存在感です。
- クリストファー・ノーラン監督: 『ダークナイト』や『インセプション』を手掛けた天才監督。リアルを追求した映像作りと、観客の度肝を抜く難解かつ壮大なストーリーテリングが特徴です。
- チャド・スタエルスキ監督: 『ジョン・ウィック』シリーズの監督。自身もスタントマン出身であり、リアルでスタイリッシュな「ガン・フー(銃+カンフー)」アクションを確立しました。
3. 「IMDb評価」や「レビュー」を参考にする
それでも迷ったら、客観的な評価を参考にしましょう。
- IMDb(インターネット・ムービー・データベース): 世界最大の映画データベースサイト。ここの評価点(10点満点)は、世界中の映画ファンの声が反映されており、非常に信頼性が高い指標です。一般的に、7.0点以上なら佳作、8.0点以上なら傑作と言われています。
- プライムビデオのレビュー: アマプラの作品ページにある星評価やカスタマーレビューも参考になります。ネタバレに注意しつつ、他の人がどんな感想を持ったのかをチェックしてみましょう。
【本編】アマプラ最強!おすすめアクション映画ランキングTOP10
お待たせしました!それではいよいよ、2025年にアマプラで観るべき、最強のアクション映画ランキングTOP10を発表します!
第10位:『ジョン・ウィック』(John Wick)
伝説の殺し屋、怒りの再覚醒。愛犬のために、裏社会を壊滅させる。
作品情報
- 公開年: 2014年
- 監督: チャド・スタエルスキ
- 主なキャスト: キアヌ・リーブス, ウィレム・デフォー, ミカエル・ニクヴィスト
- 上映時間: 1時間41分
【あらすじ】
裏社会で「ブギーマン」と恐れられた伝説の殺し屋、ジョン・ウィック。彼は愛する女性との出会いを機に、血なまぐさい世界から完全に足を洗っていた。しかし、亡き妻が遺した最愛の犬をロシアンマフィアの若造に殺され、愛車まで奪われたことで、彼の心の奥底に眠っていた怒りの導火線に火が点く。ジョンは復讐のため、再び銃を手に取り、たった一人で裏社会へ舞い戻る。
【見どころ・レビュー】
本作を一躍有名にしたのが「ガン・フー」と呼ばれる、銃とカンフーを融合させた独創的なアクションスタイルです。至近距離での流れるような銃撃戦、的確に急所を撃ち抜く無駄のない動きは、まるで舞踏を見ているかのような芸術性を帯びています。キアヌ・リーブスがこの役のために過酷なトレーニングを積んだことは有名で、そのキレのある動きは圧巻の一言。
また、殺し屋たちが利用する専用のホテル「コンチネンタル」や、殺し屋たちの間で流通する金貨など、独特の世界観(ウィック・ユニバース)も大きな魅力。シンプルな復讐劇でありながら、観る者をその世界にグッと引き込みます。「怒らせてはいけない人を怒らせてしまった」マフィアたちの絶望感が、ジョンの最強ぶりを際立たせる、痛快無比なリベンジアクションです。
【こんな人におすすめ】
- スタイリッシュなアクションが好きな人
- キアヌ・リーブスのクールな魅力に浸りたい人
- シンプルな復讐劇でスカッとしたい人
第9位:『イコライザー』(The Equalizer)
元CIAエージェント、19秒で悪を始末する。世の不正、私が正す。
作品情報
- 公開年: 2014年
- 監督: アントワーン・フークア
- 主なキャスト: デンゼル・ワシントン, クロエ・グレース・モレッツ, マートン・チョーカシュ
- 上映時間: 2時間12分
【あらすじ】
ホームセンターで真面目に働くロバート・マッコール。彼はかつてCIAの凄腕エージェントだったが、その過去を隠し、静かに暮らしていた。ある夜、行きつけのダイナーで出会った少女娼婦テリーが、ロシアンマフィアから酷い仕打ちを受けていることを知る。彼の心の天秤が大きく揺れ動き、眠っていた正義感が目を覚ます。「19秒」。それが、彼が悪を完全抹消するために必要な時間だった。
【見どころ・レビュー】
アカデミー賞俳優デンゼル・ワシントンが演じる「必殺仕事人」。彼の魅力は、ただ強いだけではない、知性と経験に裏打ちされた戦闘スタイルにあります。敵のアジトに乗り込む前、彼はストップウォッチを起動し、周囲にあるものを全て武器に変え、最短時間で敵を無力化する「予測」を立てます。その冷静沈着かつクレバーな戦い方は、他のアクション映画とは一線を画す渋い魅力に満ちています。
普段は温厚で心優しい紳士が、悪を目の前にした瞬間に冷徹な処刑人と化す。そのギャップがたまりません。派手な爆発やカーチェイスに頼らず、身の回りの日用品(ハンマー、電動ドリル、有刺鉄線など)を駆使して悪党を“処理”していく様は、ある種のカタルシスさえ感じさせます。弱き者を救うため、巨悪にたった一人で立ち向かう。まさに現代のダークヒーローと呼ぶにふさわしい一作です。
【こんな人におすすめ】
- 知的な主人公による頭脳戦が好きな人
- 「必殺仕事人」のような勧善懲悪ものが好きな人
- デンゼル・ワシントンの重厚な演技を堪能したい人
第8位:『ダイ・ハード』(Die Hard)
「世界一ツイてない男」が、テロリストにたった一人で立ち向かう!
作品情報
- 公開年: 1988年
- 監督: ジョン・マクティアナン
- 主なキャスト: ブルース・ウィリス, アラン・リックマン, ボニー・ベデリア
- 上映時間: 2時間12分
【あらすじ】
クリスマスイブの夜、ニューヨーク市警の刑事ジョン・マクレーンは、別居中の妻ホリーに会うため、ロサンゼルスにある彼女の勤務先「ナカトミ・プラザ」を訪れる。しかし、そのハイテクビルは、ハンス・グルーバー率いる謎のテロリスト集団によって占拠されてしまう。パーティー客が人質に取られる中、マクレーンだけが運良く難を逃れる。武器も持たず、裸足のまま。彼は孤立無援の状況で、たった一人の戦いを開始する。
【見どころ・レビュー】
アクション映画の歴史を変えた、不朽の金字塔。本作の革新性は、それまでの「筋肉ムキムキの無敵超人」が活躍するアクションとは違い、「ごく普通の刑事が、ボヤキながらも必死に戦う」という等身大のヒーロー像を確立した点にあります。主人公マクレーンは、超人的な力を持っているわけではありません。ガラスの破片で足を怪我し、血を流し、弱音を吐き、絶望的な状況に頭を抱えます。
しかし、彼は決して諦めない。知恵と勇気、そして不屈の精神力を武器に、圧倒的に不利な状況を覆していきます。観客は彼の痛みや恐怖に共感し、手に汗握りながらその戦いを見守ることになります。また、敵役であるハンス・グルーバーの知性的で冷徹なキャラクターも素晴らしく、ヒーローとヴィランの対比が物語に深みを与えています。今観ても全く色褪せない、アクション映画のマスターピースです。
【こんな人におすすめ】
- ハラハラドキドキのサスペンスを味わいたい人
- 等身大のヒーローが活躍する物語が好きな人
- 「クリスマス映画」の定番をまだ観たことがない人
第7位:『ターミネーター2』(Terminator 2: Judgment Day)
かつての敵が、今度の味方。未来を賭けた、新旧ターミネーターの死闘。
作品情報
- 公開年: 1991年
- 監督: ジェームズ・キャメロン
- 主なキャスト: アーノルド・シュワルツェネッガー, リンダ・ハミルトン, エドワード・ファーロング
- 上映時間: 2時間17分
【あらすじ】
前作から10年後。未来で人類抵抗軍のリーダーとなるジョン・コナーは、まだやんちゃな少年だった。彼の命を狙い、未来のAI「スカイネット」は、あらゆる形状に変化できる液体金属製の最新型ターミネーター「T-1000」を送り込む。一方、未来のジョン自身も、かつて母サラを殺そうとした旧型ターミネーター「T-800」を再プログラムし、過去の自分を守るために派遣していた。少年ジョンと彼を守るT-800、そして執拗に追い来るT-1000。人類の未来を賭けた壮絶な戦いが始まる。
【見どころ・レビュー】
ジェームズ・キャメロン監督による、SFアクションの頂点。当時、革新的だったCG技術で描かれたT-1000の表現は、今見ても衝撃的です。銃で撃たれても瞬時に再生し、床や壁と一体化し、人間の姿を自在にコピーする。その「何をしても死なない」という絶望的な強さが、物語全体に圧倒的な緊張感を生み出しています。
アーノルド・シュワルツェネッガー演じるT-800が、前作の冷酷な殺人機械から、少年ジョンとの交流を通じて徐々に人間性を学んでいくドラマも本作の大きな魅力。「I’ll be back.(また戻ってくる)」という前作の名台詞を、今度は頼もしい味方として言うシーンは鳥肌ものです。派手なアクション、深い親子のような絆の物語、そして「テクノロジーの進化と人類の未来」という普遍的なテーマ。全てが高次元で融合した、完璧な続編です。
【こんな人におすすめ】
- SFアクションの最高傑作に触れたい人
- CGの歴史を変えた映像美を体験したい人
- 敵と味方の絆を描く熱い物語が好きな人
第6位:『レオン 完全版』(Léon: The Professional)
孤独な殺し屋と、家族を失った少女。二人の奇妙な共同生活が始まる。
作品情報
- 公開年: 1994年
- 監督: リュック・ベッソン
- 主なキャスト: ジャン・レノ, ナタリー・ポートマン, ゲイリー・オールドマン
- 上映時間: 2時間13分(完全版)
【あらすじ】
ニューヨークで完璧な仕事をこなす、イタリア系の凄腕の殺し屋レオン。彼は仕事以外では牛乳を愛飲し、観葉植物を親友とする孤独な男だった。ある日、同じアパートに住む12歳の少女マチルダが、麻薬密売組織のトラブルに巻き込まれ、悪徳刑事スタンスフィールドによって家族を惨殺されてしまう。偶然レオンに助けられたマチルダは、復讐のために殺し屋になることを決意し、レオンに殺しの作法を学ぶことを懇願する。
【見どころ・レビュー】
本作はアクション映画でありながら、その本質は「孤独な魂を持つ二人の、切なくも美しい愛の物語」です。世間から隔絶されて生きてきたレオンと、大人にならざるを得なかった少女マチルダ。二人が心を通わせ、互いに失っていたものを見つけていく過程が、胸を締め付けるほどに切なく描かれます。ナタリー・ポートマンの天才的な演技は、この時わずか12歳だったとは信じられないほどの存在感を放っています。
もちろん、アクションシーンも一級品。レオンが「掃除(仕事)」と称して、冷静沈着に敵を始末していく様はプロフェッショナルそのもの。特に、SWAT部隊との壮絶な銃撃戦は圧巻です。そして何より、ゲイリー・オールドマンが演じる狂気に満ちた悪徳刑事スタンスフィールドの怪演は、映画史に残る悪役として語り継がれています。アマプラで観れる「完全版」は、二人の関係性をより深く描いた未公開シーンが追加されており、ファン必見です。
【こんな人におすすめ】
- 切ないラブストーリーに感動したい人
- ナタリー・ポートマンの衝撃的なデビュー作を観たい人
- 映画史に残る悪役の怪演に震えたい人
第5位:『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(Mission: Impossible – Fallout)
トム・クルーズ、死と隣り合わせの超絶スタント!不可能が、現実になる。
作品情報
- 公開年: 2018年
- 監督: クリストファー・マッカリー
- 主なキャスト: トム・クルーズ, ヘンリー・カヴィル, ヴィング・レイムス
- 上映時間: 2時間28分
【あらすじ】
IMF(不可能作戦部隊)の敏腕エージェント、イーサン・ハント。彼は盗まれた3つのプルトニウムの回収任務に失敗し、同時核爆発によって世界の主要都市が壊滅する危機を招いてしまう。手がかりは、謎の組織「アポストル」と、その協力者「ジョン・ラーク」という名前だけ。イーサンとIMFのチームは、CIAから派遣された敏腕エージェント、ウォーカーの監視のもと、タイムリミット72時間以内にプルトニウムを奪還する、究極の不可能作戦に挑む。
【見どころ・レビュー】
もはや「トム・クルーズのスタントショー」と言っても過言ではない、シリーズ最高傑作との呼び声も高い一作。本作でトムが挑んだスタントは、常軌を逸しています。
- ヘイロージャンプ: 高度7620mからの超高高度飛行降下を、実際に100回以上飛んで撮影。
- ビルジャンプ: ビルからビルへ飛び移るシーンで、着地に失敗し足首を骨折(本編ではそのシーンがそのまま使われている)。
- ヘリコプタースタント: 自身でヘリコプターの操縦免許を取得し、雪山の上空で危険なきりもみ飛行をこなしながら撮影。
CG全盛のこの時代に、なぜ彼はここまで体を張るのか。それは「観客に本物の興奮と衝撃を届けたい」という、彼の純粋なエンターテイナー魂に他なりません。二転三転するスリリングなストーリー、パリの市街地を爆走するバイクチェイス、断崖絶壁での最終決戦まで、全編が見どころの連続。アクション映画の「本物」がここにあります。
【こんな人におすすめ】
- CGでは味わえない、リアルなアクションの迫力を体験したい人
- 二転三転するスパイ映画のスリルが好きな人
- トム・クルーズという俳優の「狂気」と「情熱」を感じたい人
第4位:『マトリックス』(The Matrix)
「お前が生きている世界は、現実じゃない」衝撃の真実が、世界観を覆す。
作品情報
- 公開年: 1999年
- 監督: ウォシャウスキー姉妹
- 主なキャスト: キアヌ・リーブス, ローレンス・フィッシュバーン, キャリー=アン・モス
- 上映時間: 2時間16分
【あらすじ】
トーマス・アンダーソンは、大手ソフトウェア会社に勤めるプログラマー。しかし彼には、裏社会で「ネオ」として知られる天才ハッカーというもう一つの顔があった。彼は、自分が生きるこの世界に言いようのない違和感を抱きながら、単調な日々を送っていた。ある日、謎の男モーフィアスから接触を受けたネオは、衝撃の真実を知らされる。彼が「現実」だと思っていたこの世界は、実はコンピュータによって作られた仮想現実「マトリックス」であり、人類はAIの動力源として培養されていたのだ。
【見どころ・レビュー】
1999年に公開され、その後のSF映画、アクション映画に計り知れない影響を与えた革命的な一作。本作の功績は、ワイヤーアクションとCGを融合させ、「バレットタイム」と呼ばれる革新的な映像表現を生み出したことです。主人公たちが銃弾をスローモーションで避けるシーンは、あまりにも有名。まるで時間が止まったかのような空間をカメラが360度移動する映像は、当時の観客の度肝を抜きました。
カンフー、日本のアニメ、サイバーパンク、哲学、宗教といった様々な要素をごちゃ混ぜにした独特の世界観も強烈な魅力です。「赤いピルと青いピル、どちらを飲むか?」という有名な選択は、単なる映画のワンシーンを超え、我々の現実認識そのものを問う哲学的な問いかけとなっています。アクションのカッコよさはもちろん、「自分たちが生きるこの世界とは何か?」という深いテーマにまで踏み込んだ、唯一無二のSFアクションです。
【こんな人におすすめ】
- 映画の歴史を変えた革命的な作品を観たい人
- 哲学的なテーマを持つ、奥深いSFが好きな人
- スタイリッシュな映像美とアクションに酔いしれたい人
第3位:『インセプション』(Inception)
他人の夢に侵入し、アイデアを盗め。究極のミッションは、アイデアを「植え付ける」こと。
作品情報
- 公開年: 2010年
- 監督: クリストファー・ノーラン
- 主なキャスト: レオナルド・ディカプリオ, 渡辺謙, ジョセフ・ゴードン=レヴィット
- 上映時間: 2時間28分
【あらすじ】
ドム・コブは、人が眠っている間にその夢(潜在意識)に侵入し、他人のアイデアを盗み出す「エクストラクション」のスペシャリスト。しかし、その危険な才能ゆえに、彼は愛する子供たちに会えない国際指名手配犯となっていた。そんな彼に、サイトーと名乗る日本人実業家から、ある依頼が舞い込む。それは、アイデアを盗むのではなく、ターゲットの潜在意識に新たなアイデアを「植え付ける(インセプション)」という、前代未聞の危険なミッションだった。
【見どころ・レビュー】
『ダークナイト』のクリストファー・ノーラン監督が、長年温めてきたオリジナル脚本を映画化。「夢」という誰もが経験するが誰も全容を解明できていない世界を、驚異的な映像表現と緻密な論理で構築したSFアクションの傑作です。夢の中では、夢の主の潜在意識が防御機構として働き、侵入者を攻撃してきます。さらに、夢の階層が深くなるほど時間の進み方が遅くなるなど、複雑なルールが物語をよりスリリングにしています。
無重力空間での廊下での格闘シーンや、パリの街並みが折り畳まれて空を覆うシーンなど、夢の中だからこそ可能な、観客の想像力を超えるビジュアルが次々と展開されます。しかし、本作はただの映像先行の映画ではありません。主人公コブが抱える過去のトラウマや、愛する妻への罪悪感といった、重厚な人間ドラマが物語の核となっています。ラストシーンの解釈をめぐっては、今なお世界中で議論が交わされている、観る者の知的好奇心を刺激する一作です。
【こんな人におすすめ】
- 複雑で知的なストーリーの映画が好きな人
- クリストファー・ノーラン監督の世界観に浸りたい人
- 考察するのが好きな、何度も観返したくなる映画を求めている人
第2位:『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(Mad Max: Fury Road)
狂気に満ちた世界を、爆走せよ!生き残るため、自由のため、反逆の道を行け。
作品情報
- 公開年: 2015年
- 監督: ジョージ・ミラー
- 主なキャスト: トム・ハーディ, シャーリーズ・セロン, ニコラス・ホルト
- 上映時間: 2時間0分
【あらすじ】
石油も水も尽きかけ、文明が崩壊した近未来。愛する家族を失った元警官マックスは、砂漠をさまよっていたところ、資源を独占し人々を支配する恐怖の独裁者イモータン・ジョーの一味に捕らえられる。一方、ジョーの右腕だった女大隊長フュリオサは、ジョーの「子産みの妻」たちを助け出すため、反逆の逃避行を計画していた。マックスは成り行きからフュリオサと手を組み、イモータン・ジョー率いる常軌を逸した武装集団との、壮絶な追跡劇に身を投じることになる。
【見どころ・レビュー】
全編がクライマックス。この映画を表現するのに、これほど的確な言葉はありません。物語は非常にシンプル。「行って、帰ってくる」。ただそれだけ。しかし、その道中が常軌を逸しているのです。CGへの依存を極力排し、実際に改造された150台以上の車両を砂漠で本当に走らせ、爆破し、クラッシュさせる。その徹底した「本物」へのこだわりが生み出す映像の迫力は、もはや暴力的なまでに観る者を圧倒します。
火を噴くギターをかき鳴らすギタリスト、先端に人間が乗った長大なポールで敵を襲う「棒高跳び軍団」など、一度見たら忘れられない狂気に満ちたキャラクターデザインも秀逸。セリフは極限まで削ぎ落とされ、映像と爆音、そして登場人物たちの「生きよう」とする純粋なエネルギーが、理屈を超えた興奮と感動を呼び起こします。アカデミー賞で6部門を受賞したことも、本作がただのクレイジーな映画ではないことの証明です。映画館で観るべき映画とよく言われますが、アマプラの大画面で音量を上げて観れば、その狂気の一端を味わえるはずです。
【こんな人におすすめ】
- 理屈抜きの、アドレナリン全開の映画体験をしたい人
- 狂気に満ちた世紀末の世界観が好きな人
- 「本物」のアクションの迫力に打ちのめされたい人
第1位:『ダークナイト』(The Dark Knight)
ヒーローが、堕ちていく。史上最凶の悪が、ゴッサムシティを混沌に陥れる。
作品情報
- 公開年: 2008年
- 監督: クリストファー・ノーラン
- 主なキャスト: クリスチャン・ベール, ヒース・レジャー, アーロン・エッカート
- 上映時間: 2時間32分
【あらすじ】
ゴッサムシティの闇の守護神、バットマンことブルース・ウェイン。彼の活躍により、街の犯罪は減少しつつあった。光の騎士である新任検事ハービー・デントの登場により、ブルースはバットマンとしての役目を終え、普通の生活に戻れる希望を抱き始める。しかし、そんなゴッサムに、突如として史上最凶の犯罪者「ジョーカー」が現れる。金や権力には一切興味を示さず、「混沌」そのものを楽しむジョーカーによって、バットマン、デント、そしてゴッサム市警のゴードン警部補は、肉体的にも精神的にも極限まで追い詰められていく。
【見どころ・レビュー】
アメコミ映画というジャンルを、重厚なクライムサスペンス、そして深遠な人間ドラマへと昇華させた、映画史に燦然と輝く傑作。クリストファー・ノーラン監督による徹底したリアリズムは、ゴッサムシティという架空の都市に現実味を与え、バットマンのガジェットも「実際に開発可能な兵器」として描かれます。IMAXカメラで撮影された冒頭の銀行強盗シーンや、香港でのダイナミックなアクションは、今見ても息を呑む迫力です。
しかし、本作を真の傑作たらしめているのは、故ヒース・レジャーが演じたジョーカーの存在です。彼の演技は、もはや怪演という言葉では生ぬるい、まさに「狂気」そのもの。予測不能な行動、不気味な笑い声、そして人間心理の脆さを突く哲学的な問いかけ。彼はバットマンに対し、「正義とは何か」「悪とは何か」という根源的な問いを突きつけます。ヒーロー映画でありながら、観る者に重い問いを投げかけるその物語は、単なるエンターテイメントの枠を遥かに超えています。アクション、ストーリー、キャラクター、テーマ、その全てが完璧。未見の方はもちろん、何度も観た方も、アマプラで改めてこの傑作に触れてみてください。
【こんな人におすすめ】
- ヒーロー映画の枠を超えた、重厚な人間ドラマを観たい人
- 映画史に残る、伝説的な悪役の演技に戦慄したい人
- 「正義とは何か」というテーマについて深く考えさせられたい人
番外編:ランキング外でも絶対見てほしい!隠れた名作アクション3選
TOP10には入りきらなかったものの、これぞ!という名作・快作を3本ご紹介します。
『トップガン マーヴェリック』(Top Gun: Maverick)
36年の時を経て、伝説が再び大空へ。トム・クルーズ演じる天才パイロット、マーヴェリックが、今度は教官として次世代の若者たちと共に、前代未聞の超危険ミッションに挑みます。本作の最大の見どころは、戦闘機に6台のIMAXカメラを搭載して撮影された、リアルすぎるドッグファイト。俳優たちが実際に戦闘機に搭乗し、強烈なG(重力加速度)に耐えながら撮影した映像は、CGでは決して味わえない「本物」の迫力に満ちてています。前作へのリスペクトに溢れた、胸が熱くなるストーリーも必見です。
『グラディエーター』(Gladiator)
巨匠リドリー・スコット監督が贈る、古代ローマを舞台にした歴史スペクタクル。皇帝の裏切りによって家族を奪われ、奴隷に身を落とした将軍マキシマスの、壮絶な復讐劇を描きます。ラッセル・クロウの鬼気迫る演技と、円形闘技場(コロッセウム)での大迫力の剣闘シーンは圧巻の一言。アカデミー賞作品賞をはじめ5部門を受賞した、男たちの誇りと闘いの物語です。
『コマンドー』(Commando)
「筋肉バカ映画の最高峰」として、今なおカルト的な人気を誇るアーノルド・シュワルツェネッガー主演作。元特殊部隊の隊長ジョン・メイトリックスが、誘拐された娘を救うため、敵のアジトにたった一人で乗り込み、悪党どもを文字通り「皆殺し」にしていく痛快アクションです。「筋肉モリモリ、マッチョマンの変態だ」「OK!(ズドン)」など、一度聞いたら忘れられない迷言(?)の数々も魅力。頭を空っぽにして楽しむのに最適な一本です。
【初心者向け】Amazonプライムビデオの登録と視聴方法
「面白そうだけど、まだプライム会員じゃない…」という方のために、簡単な登録方法をご紹介します。
- 30日間の無料体験に登録
Amazonの公式サイトから、プライム会員のページにアクセスし、「30日間の無料体験を試す」ボタンをクリックします。画面の指示に従って情報を入力すれば、すぐに利用開始できます。 - いつでもどこでも視聴可能
プライムビデオは、スマートフォン、タブレット、パソコン、スマートテレビ、PlayStation®やNintendo Switch™などのゲーム機、そしてFire TV Stickなど、様々なデバイスで視聴できます。 - 無料期間中に解約すれば料金はかからない
無料体験期間が終了する前に解約手続きを行えば、料金は一切かかりません。まずは気軽に試してみてはいかがでしょうか。
まとめ:最高のアクション映画で、最高の週末を!
今回は、2025年にAmazonプライムビデオで観るべき、おすすめのアクション映画をランキング形式でご紹介しました。
【おさらい:アマプラ最強アクション映画TOP10】
- ダークナイト
- マッドマックス 怒りのデス・ロード
- インセプション
- マトリックス
- ミッション:インポッシブル/フォールアウト
- レオン 完全版
- ターミネーター2
- ダイ・ハード
- イコライザー
- ジョン・ウィック
気になる作品はありましたか?
今回ご紹介した作品は、どれもアクション映画の歴史に名を刻む傑作ばかりです。ハラハラドキドキの展開、度肝を抜く映像、そして胸を熱くする人間ドラマが、あなたを待っています。
さあ、今週末はポップコーンとドリンクを片手に、最高のアクション映画体験に没頭してみてはいかがでしょうか!
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